2026.09.16
マガジン
毎日立つ場所だからこそ。「失敗しないキッチンリフォーム」の寸法のお話


長年暮らしてきたマンション。ふと、「キッチンがもう少し使いやすくなったらいいな」と思う瞬間はありませんか?
ショールームで最新の格好いいキッチンを見ると胸がワクワクしますよね。でも、見た目のステキさだけで選んでしまうと、いざ暮らし始めたときに「なんだか狭い」「使いづらい…」と後悔してしまうことも。
後悔のない理想のキッチンを作るために、まずは「寸法と動線」のちょっとしたコツを知っておきませんか?
見落としがちな「通路の幅」
リフォームでよくあるのが、新しいキッチン本体のサイズばかりに気を取られてしまうケースです。せっかく憧れのキッチンを入れても、お気に入りの食器棚を置いたら通路がギチギチになってしまったり、冷蔵庫のドアを開けると人が通れなくなってしまったり…。
家事を快適にするためには、作業する「通路の幅」の確保がとても大切です。
お一人で立つことが多い場合:80〜90cm
お二人で立つことが多い場合:100〜125cm
この幅を目安に確保しておくと、すれ違いもスムーズになります。また、買い替え予定の冷蔵庫がある場合は、扉を全開にしたときの寸法も忘れずに計画に入れておきましょう。
知っておくと役立つ!心地よいキッチンの3つの工夫
① 調理台の高さは「身長 ÷ 2 + 5cm」
毎日の料理で腰や肩に負担がかかっていませんか?理想の高さの目安は「身長 ÷ 2 + 5cm」(例えば身長155cmの方なら約82.5cm)です。ただ、あえて少し「高め」を選ぶ選択肢もあります。水はねが防げるほか、将来歳を重ねたときに、台に少し体を寄りかからせながら楽に作業ができるメリットもあるのです。
② ゴミ箱の「定位置」を確保する
床にゴミ箱を置くと、掃除のたびに動かすのが大変ですよね。シンク下やカップボードの下部に高さ70〜75cmほどのゴミ箱スペースを作っておくと、床がスッキリして動線も邪魔されません。
③ 高い吊戸棚を「昇降式収納」へ
高くて手が届きにくい頭上の吊戸棚。奥のストック品を取り出すたびに踏み台に乗るのも億劫ですし、肩を高く上げる動作も年齢とともに負担になりがちです。
そこでおすすめなのが、棚を目の前の高さまでスッと手元へ降ろせる「昇降式(しょうこうしき)収納」に変更する選択肢です。これなら背伸びをしなくても中身が一目で見渡せ、出し入れも安全でスムーズになります。


リフォームの本当の魅力は、ご自身の使いやすさや、これからの身体の変化に優しく寄り添う形にお住まいを変えていけることです。
まずは今のおうちの気になるところをメモすることから始めてみませんか?あなたの毎日に寄り添う、心地よい空間づくりを応援しています。
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